胡金定教授の講演:希望に満ちた日中の未来

2024年1月28日(日)14:40から大阪市本町船場センタービル10号館SEMBA10プレースにて、NPO法人保育教育研究所マロドン企画(理事長竹田清美)が主催する講演会で胡金定教授は「希望に満ちた日中の未来」というテーマで講演を行いました。

NPO法人保育教育研究所マロドン企画について

中国山東省青島市にある日系企業の社長を3年間ほどしていた竹田昇氏、奥様の竹田清美氏(日本の元保育所所長)が青島市で生活していました。帰国後、中国で積極的に中国の方々と交流を重ねて、今後の日中交流はやはり幼児や子供からしなければならないと気が付いて、中国での経験を活かし、多言語の絵本を出版して、関西の保育所・幼稚園・小学校をはじめ、無料で配布すると同時に、全国的に展開しています。また、出向いて絵本読み届けもしています。昨年5月30日、法務局にNPO法人の登録申請を行い、保育教育研究所マロドン企画が正式にNPO法人として登記されました。

NPO法人保育教育研究所マロドン企画の目標は、国籍を超えて、多言語(今は日本語・中国語・英語)を生かして、豊かなグローバル感覚を養い、多様性に対応ができるようにお互いに支える社会を構築していき、日中友好ないし世界平和につなげていきたいことにあります。

NPO法人保育教育研究所マロドン企画は特に日本の子供と中国の子供との交流活動を推進しています。

胡金定教授講演のアブストラクト

日中関係は対話が重要だ

離任した垂秀夫前駐中国大使は「(原発処理水の海洋放出問題)日本は絶対的な自信があるが、隣国の中国が意見を持っている以上、それに耳を貸さないという姿勢は適切ではない」と指摘。

さらに昨年11月、米国で行われた日中首脳会談の合意に従い、「専門家らが意見を出し合い、何とか着地点を見いだしていくべきだ」と述べた。日中両国の対話の重要性を外交官として強調している。

1月23日~26日、4年ぶりに中国を訪れた「日中経済協会」「経団連」「日本商工会議所」の訪問団は、李強首相と会談が行われ、中国政府で経済政策を担当する幹部らと会談し、両国の連携を強化していくことで一致した。民間の交流も始まった。

日本には「親中」、「嫌中」、「反中」という言葉がある。これらの言葉はステレオタイプである。日本のマスコミは感情で中国を批判する目で中国を見ていることが多い。これからは「反中」でも「嫌中」でも「親中」でもなく、「知中」は最も大事であると思う。

日中関係の一番大事な点として、日中両国は全面的に戦略的互恵関係を推進することである。引き続き日中両国、日中関係をさらに高みに押し上げていく必要がある。建設的、安定的な関係を強化していく必要があると考えている。

日中関係が安定化するためには、日中間の意思疎通だと思う。日中は永遠の隣人であり、互いに引っ越すことはできない。国が違う以上、ときには立場の相違だとか、摩擦だとかがあるのは正常なことであり、自然なことだと思う。だからそれを恐れる必要は全くないが、肝心なのは、迅速に意思疎通をして、修復することである。日中間の意思疎通を強化されなければならない。

日中関係の基礎は経済交流と人的往来だ

豊かになってきた中国人は外国で生活してみたい、海外で起業したいなどの目的で、多くの中国人が海外に渡っている。いま中国人が大勢日本に投資に来ている。東京や京都などでの中国人による不動産取引の活発化に、身近なところでは「ガチ中華」(現地そのままの中国料理)を提供する店の増加などに表れている。

中国の富裕層が日本の企業や不動産を買うことについて、日本社会に貢献していると考えている。最近、ある県の知事は、「中国の富裕層には是非来てほしい」と言っていた。地域に還元されるかたちで投資がなされるように、地方自治体などが介在する仕組みがあるといい。

中国人にとって日本の魅力

1.日本は空気が綺麗だ

2.プチプラコスメの品質が高い

3.駅と駅の距離が近いこと

4.警察がとても親切なこと

5.融通のきく宅配サービスが最高

6.日本のお菓子が美味しい

7.防災意識が高い 8.飲食店の店員さんが誠実